草星舎ブログ

「落語に見る食の風景 その3」が開催されました!

2018年11月3日(土)東京都薬用植物園 研修室におきまして講師に一升亭呑介さん(落語研究家)をお迎えいたしまして「落語に見る食の風景 その3」が開催されました。

 

冬を代表する高級魚のフグは、落語「らくだ」、小噺「ふぐ汁」にもでてきますが、その他にも落語にはさまざまな食べ物の噺があります。屋台は江戸のファストフードであり、この屋台文化を象徴するのが「蕎麦」、「鰻」、「鮨」、「天ぷら」でした。また、大家さん、月番、長屋の住人総出で楽しむ春の宴「長屋の花見」の花見弁当の蓋を取ると、重箱の中には大根を月形に切った蒲鉾、玉子焼は黄色いタクアンで代用、お酒は番茶を薄めたものと酒盛りならぬお茶盛りが始まります。観賞用のサクラといえば、ソメイヨシノ。エドヒガン系とオオシマザクラの交配によって生まれました。元々農山村で花見は、農作業を始める前に村人がみんな揃ってごちそうを食べたり飲みながら豊作を願う行事です。都市に暮らす貴族や武士たちが、桜の開花時に遊宴をしたことで満開の桜を見ながらするものになりました。8代将軍・吉宗は、隅田川堤や品川御殿山、王子飛鳥山に桜を植樹。満開の桜を見ようと大勢の人でにぎわっていました。武家や町民、庶民も出かけて行き、飲んで食べてしゃべり、桜を眺めて春を満喫していました。心がウキウキワクワクするのは、江戸時代も今も同じです。「花見酒」、「花見の仇討」そして「権助魚」と落語で笑って楽しませていただきました。

講師の一升亭呑介さん、参加して頂きました皆様有難うございました。

 

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